鍼きむら治療室

について

当院が治癒力にこだわるのは

「症状を抑える」ことが「治す」ことではない

症状は体の回復作業でもある

人はエネルギーを消耗すると疲労しますが、安静や睡眠など休息をとることで回復を図ります。転んで皮膚を擦りむいてしまうと痛みを伴いますが、皮膚や血管の傷を修復する働きをします。風邪の菌やウイルスに感染すると鼻水で侵入を防いだり、咳をして気道の換気をしたり、発熱して病原体との戦闘態勢をとったり、免疫の働きをします。

くすりやマッサージでこれらの症状を抑えて感じなくするとどうでしょうか。
疲れを感じなければ休息が不足し過労になったり体を壊したりしてしまいます。痛みを抑えても身体が損傷したままでは「治った」とは言えません。鼻水を止めれば病原体は気道の奥に侵入し、咳を止めれば肺に侵入してしまいます。熱を下げれば病原体が体内で増殖し、体をむしばんでいきます。

痛みなどの症状はとてもつらいものですが、自覚症状に対する治療は症状を一時的に和らげることができても根本からの解決になるとは限りません。
また、症状は身体の回復の働きでもあるため、症状を抑える治療を続けていると治癒力は働かなくなり状態はますます悪化してしまう恐れもあります。
当院は症状をもとに不調の原因を追求し、根本から改善を図る治療を行っています。

「治す」ことは他の誰かができることではない

悪くなる前の状態に戻すことは本人の治癒力にしかできない

皮膚が裂けるほどの傷を負えば病院で縫合の処置をしてくれます。骨が折れれば整復と固定の処置をしてくれます。しかし処置が済めば「治った」というわけではなく、抜糸をすれば傷口は開いてしまいますし、固定具を外せば骨はズレてしまいます。
病原菌は抗生物質で殺せるそうですが狙った病原菌を殺せるとは限らず、善玉菌まで無差別に殺してしまうこともあります。ウイルスに対する薬は、増殖を抑えることができても殺すものは未だに開発されていません。病原菌やウイルスの種類によっても変わりますが、人の体にはそれらと闘う免疫力が備わっています。

体の一部を切除したり、移植をしたり、交換したり、医療の進歩は目覚ましいものがありますが、悪くなる前の状態に戻しているとは限りません。医療ができるのはあくまでサポートで、元の状態に治すには本人の細胞で修復していく必要があります。
治すことは他の誰かができることではなく、本人の治癒力にしかできません。悪くなる前の状態に戻すなら治癒力に勝る治療法はありません。
当院は自然治癒力を最大限に引き出すための治療を行っています。

治癒力とは他人や物の力ではない

治癒力とは自らの体の働きで悪くなる前の状態に治す力のこと

人の体は脳・脊髄などの神経、内臓、骨、関節、筋肉、皮膚などたくさんの組織が機能し、身体や環境の変化にも適応、順応する働きがあります。また、疲れたら回復したり、ケガをしたら治したり、風邪などの病原菌やウイルスが体内に侵入した時にはそれらと闘ったりなど、回復・治癒・免疫の働きも備わっています。

世間ではマッサージなどの手技療法や健康食品が「自然治癒力を高める」と謳っていることがありますが、これら自体にも作用があるため身体を変化させる力があります。これでは、たとえこれらの影響で体が改善したとしても、マッサージや食品の作用による改善なのか、自然治癒力による改善なのかはわかりません。

治癒力とは施術者の手技や食品などの作用ではなく、自らの体の働きで悪くなる前の状態に治す力のことです。当院が行っているのはあくまで治癒力を引き出すきっかけづくりに過ぎません。てい鍼(刺さらない鍼)を数秒触れるだけのわずかな刺激で身体が改善していくからこそ、患者さん自身が取り戻した治癒力によるもの、と言うことができます。

治癒力があるはずなのに悪くなってしまうのは原因がある

治癒力が弱くなれば治せるものも治せない

人の体には治す働きがあるはずなのに悪くなってしまうのはなぜでしょうか?
原因は人によって違いますが大きく分けると、回復力以上のダメージがある場合と、回復力が弱くなっている場合があります。
前者の場合は本人に何か思いあたる原因があることが多いですが、後者の場合は治らない原因も不調の原因も本人にはわからず、特に年配の方の中には「年齢のせい」と勘違いしている方も多く見受けられます。

しかし、身体の反応をみると過去のケガや病気であったり、生活習慣や生活環境の中に治す働きを弱くしている要因があることがわかります。
治癒力を高めると謳う食品や医療行為など、身体に良かれと思って行っていることがかえって悪くしていることもあります。

自らの脚力を使わずに車やエレベーターに頼り足腰が弱くなるのと同じで、健康食品や薬剤、治療行為の作用に頼ってばかりいると治癒力も使われず次第に弱くなっていき、治せるものも治せない身体になってしまいます。
本来の治癒力には医療では治せないものを治す働きがあります。弱くなった治癒力を取り戻し高めていくことで、さまざまな症状の改善を図ることができるようになります。

自然治癒力を引き出すために

根本から改善を図るためには全身検査が必須

全身から不調の一番の大元を特定する

痛みはレントゲンやMRIの画像に写りません。医師の診断のもと手術を受けても改善しないことがあるように、症状の原因を間違えて治療を受けても改善することはありません。
当院ではどなたにでも備わっている筋肉反射という機能を利用して全身を検査します。症状だけでなく、ご自身でも認識できていない異常(マイナー)も全身から検出し、そこから身体に変調を起こしている原因部位(メジャー)や、さらに大元となる部位(最終メジャー)を追求していきます。全身検査をするからこそ根治療法が可能となります。

治癒力を最大限に引き出す

必要最小限の刺激で改善するからこそ治癒力と言える

自己治癒力とは自らの回復力で元の状態に治す力のことで、症状を抑える薬剤・電気治療・鍼・灸・マッサージなどの作用によるものではありません。
当院では、最終メジャーをはじめ検出したすべての異常部位を、てい鍼(刺さらない鍼)を後頭部の1~2ヵ所に30秒ほど触れるだけの最小限に抑えた刺激を与えることで治癒力を引き出して改善を図ります。施術者がほとんど何も
せずに身体が改善するからこそ、患者さん自身の治癒力によるものと言うことができます。

全身が引き締まり働きが良くなる

マッサージは筋肉のコリをほぐすことで症状を一時的に和らげることができますが、同時に関節も緩んでしまいゆがみを防ぐために筋肉は再び凝り固まってしまいます。当院での治癒力を高める鍼治療は、異常部位の血行が改善し全身が引き締まってきます。関節が引き締まると筋肉は凝り固まる必要が無くなるため、自然に柔らかくなっていきます。他にも脳・脊髄・内臓・骨・皮膚や回復力・治癒力・免疫力などの働きも向上し、痛みだけでなく様々な症状が改善していきます。

治癒力を低下にはご注意ください

「筋肉をほぐす」ことが「治す」ことではない

筋肉をほぐして治るならこの国に病人はいません

筋肉が硬くなると痛みなどの症状になることがあり、ほぐれると症状が緩和することがあります。そのため鍼を刺したりマッサージや電気治療で筋肉をほぐす施術をする治療院も多く、今やマッサージの店舗数だけでもコンビニの約2倍にも上るそうです。
しかし筋肉をほぐして治るのは一過性の筋肉疲労からくる症状くらいで、一時的に和らいでもすぐに戻ったり、かえって痛くなったりすることがほとんどです。そもそもマッサージで治るならこの国に病人はいないのではないでしょうか。これはマッサージが「治す」治療ではないことを意味しています。
筋肉が慢性的に硬くなってしまうのは関節や内臓、脳・脊髄などの神経にも原因があり、人それぞれ違います。筋肉をほぐしても改善しないのであれば原因から改善させていく必要があります。
当院では筋肉を無理やりほぐすのではなく、全身から不調の一番の大元を検査していき根本から改善を図る施術をしています。
根本から改善すると筋肉は引き締まっていき柔軟性を取り戻していきます。

マッサージは飲酒と同じ?

その時は気持ち良いけどダメージがある

現代はストレス社会です。何らかのストレスを抱えている方が大勢います。その発散、解消方法は人それぞれで、中には飲酒や喫煙など、体を傷つける方法を選ぶ方もいます。確かにお酒を飲んでいる時は気持ちが良かったり嫌なことを忘れたりなど、ストレスを緩和することができるかも知れません。
しかし、「急性アルコール中毒」の危険があったり、後になって「二日酔い」や「依存症」になることがあることからも、体にダメージを与えるものであることがわかります。
誰かにとってダメージになるのであれば、他のすべての人に対しても大なり小なりダメージを与えています。
マッサージもこれと似たようなもので、施術を受けている時は気持ち良いと感じても、刺激が強すぎれば内出血や骨折してしまうこともありますし、後になって「揉み返し」になることもあるため、これらの刺激も体にダメージを与えていることがわかります。
マッサージも「元気になる人もいれば治らない人もいる」ということは「治すものではない」ことを意味しています。マッサージのダメージを回復できずにどんどん悪くなってしまう方もいます。
体に悪いものはすべての人に悪い影響を与えますし、身体に良いものであればすべての人に良い影響を与えるものでなければなりません。
治癒力はすべての方に備わっていて、身体本来の自然な働きです。
当院はダメージを与えることなく、安全に回復を図る治療をしています。

マッサージ後の「好転反応」は施術者の言い訳

施術によるダメージの回復は「好転反応」と言えません

身体が改善するということはさまざまな変化が起こることでもあります。その際に現れる反応を「好転反応」と言い、良くなるためには必要な反応でもあり、当院で施術を受けた方にも起こることがあります。
マッサージの後に出る反応は本当に「好転反応」でしょうか?
マッサージの刺激そのものはダメージです。身体の機能は低下します。しかしダメージを受けても治癒力があれば時間をかけて元に戻します。「マッサージによる刺激」「揉み返し」「揉み返しからの回復」、これらは言い換えれば「飲酒による酔い」「二日酔い」「二日酔いが醒める」ことと同じです。毎日飲酒をされる方が毎日「好転反応」を起こしていると言えるでしょうか?
本来「好転反応」とは身体が向上している時に伴う反応です。
マッサージなどでダメージを受けたことによる反応もその回復の反応も好転反応とは言いません。
マッサージなどを受けた方が施術者に「好転反応です」と言われることがあるようですが、施術者がダメージであることを知らずに「好転反応」と思い込んでいたり、ダメージと知っていて言い訳をしていたりすることがありますので注意が必要です。