栄養補助食品(サプリメント)を止めて元気になる

query_builder 2021/09/20
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栄養補助食品


栄養素の不足を気にしてサプリメントを摂る方が大勢います。


当院にもサプリメントの相談をされる方がいます。


相談を受けた場合はそのサプリメントを持参していただき、筋肉反射(拒否反応)が出るか確認すると9割以上が拒否反応を示します。


拒否反応を示すという事は摂取すれば体に害を与えるという事です。


害を与える物を食べ続ければ体は悪くなっていきますから、当然当院ではお勧めしていません。


実際、患者さんに「サプリメントの効果を感じていますか?」と聞くと


ほとんどの方が「わからない」と答えます。


持参していただいたサプリメントが体に与える悪影響を当院の検査で体感してもらうと、ほとんどの方がサプリメントを止め、その後元気に回復していきます。


中には悪影響を体感してもサプリメントの摂取を止めない方もいますが、そのような方は回復が遅い傾向にあります。



サプリメントを止めて身体が改善していったHさん(30代・女性)


Hさんは仕事柄、腰や左脚に負担がかかる姿勢が多いとのことでした。


初回治療から1週間後に2回目の来院。


初回と同じ検査をしたところ、改善している部位が全くありませんでした。


改善がないということは、むしろ初回治療後と比べれば悪化していることになります。


体調を聞いても症状に「変化は無い」とのことでした。


次(3回目)は2週間後を希望されていたので、「治療後の状態を1週間維持できずに悪くなっているのに2週間もあけて大丈夫だろうか?」と思いましたが・・・


2回目から2週間後に3回目の来院。


再び同じ検査をしてみると、全身も左坐骨神経も改善していました。


不思議に思い「何かしましたか?」と聞こうとしたとき、Hさんは鞄を中から大量のサプリメントを出しました。


「これをみてほしいんですけど」


毎日飲んでいるくすりが1種類。


毎日飲んでいる栄養素のサプリメントが5種類。


疲れた時に服用する漢方のようなものが3種類。


ひとつずつ筋肉反射テストで確認するとすべて有害物質でした。


「2回目の治療後1週間まで飲み続けていたけど、それ以降は飲んでない」とのこと。


「腰から左脚の痛みも軽くなってきた」とのこと。


有害物質を飲んでいれば悪くなり、飲まなければ改善していくことがわかります。



サプリメントを止めて全身の湿疹が無くなったIさん(90代・女性)


Iさんは2015年から2017年まで3年間、1カ月に1回治療を受けていました。


当時は脳も内臓もしっかりしている方でした。


2020年の7月に足に湿疹ができ、病院では「ダニ」によるものとのこと。


薬を処方されましたが改善は見られず、湿疹は全身に広がってしまいました。


2021年1月久しぶりに受診。


ご家族は水虫では?とのことでしたが以前も今回も白癬菌の反応は無し。


くすりの影響なのか内臓も以前より疲れている様子。


病院での診断では「ダニ」とのことだったので、寝具を干すよう提案しました。


1カ月後に来院。


内臓の疲れは少し軽減していましたが湿疹は改善されていませんでした。


予想通りだったので、思い切って核心をついてみました。


「毎日ごはん(白米)を食べていますか?」と聞くと、


「食べてない」とのこと。


「嫌いなんですか?」と聞くと、


「好きです」とのこと。


「では、なぜ食べないんですか?」と聞くと、


「サプリメントでお腹がいっぱいになってしまい、ごはんが食べられない」とのこと。


サプリメントはご家族にすすめられたそうです。

ご家族は以前からサプリメントに依存があったので見当がついていました。


「サプリメントを止めて白いごはんを食べてください」とIさんとご家族に伝えました。


さらに1カ月後に来院。


湿疹は後頭部を除き改善されていました。


治療の数日後、「後頭部の湿疹も無くなった」と連絡がありました。



「筋肉反射が出るサプリメントを止めたら改善した」


これは、「本人の回復力に任せて放っておけば治るものが、サプリメントのせいで治らない」、「治療を受けて回復力を高めてもサプリメントが回復の邪魔をしてしまう」ことがわかります。


サプリメント以外にも、身体に良かれと思っていることがかえって身体を悪くしていることがたくさんあります。


ヒトには回復力・治癒力・免疫力が備わっていますが、本来の力を発揮させるには、これらの働きを邪魔しないことが大切です。



人は食事をしなければ生きていけません。


腸で吸収した食品の栄養素が、体のエネルギーや体を構成する材料として必要だからです。


良い食品の栄養素で体を作れば身体は強くなりますが、悪い食品の栄養素で体を作れば身体は弱くなり、病気になってしまうこともあります。


そのため、食習慣を改善することで体が改善することもあります。


ただし、食品の栄養素が体の異常部位を正常にするとは限りません。


食品の栄養素が身体の異常を治すなら管理栄養士の提案した食事療法がすべての病気を治しているはずです。


食習慣を改善しても身体が改善しない場合は異常部位を正常化させる当院の治療を受診されることをおすすめします。


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